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2022年11月30日

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タイトル:2023年「賃上げ春闘」の死角

2022年12月9日

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タイトル:ベースアップを前倒し

2022年12月13日

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タイトル:実質賃金伸びず

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タイトル:女性店員の制服廃止広がる

2022年12月15日

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タイトル:パート時給50円増要求へ

2022年12月16日

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タイトル:部下に銃向け停職

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営業秘密、漏洩リスク増

回転ずしチェーンで賑わっている営業秘密漏洩の疑いについて…。

10月1日の日本経済新聞朝刊からご紹介します。

 

 

「かっぱ寿司」社長逮捕 営業秘密、漏洩リスク増
大転職時代、問われる管理 世界で対策厳格化の流れ

 

 

ここから

 

回転ずし店「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイト社長の田辺公己容疑者が30日、不正競争防止法違反の疑いで警視庁に逮捕された。転職前に在籍していた「はま寿司」の仕入れ情報を不正に持ち出した疑いがある。雇用の流動化が進むなか、同様の事件は増え、企業は営業秘密の「漏洩リスク」に直面する。海外でも機密情報の管理は厳格化の流れが強まっており、経営側と従業員側の双方で情報管理意識の徹底が急務だ。

 

大手5社で2000店舗以上がひしめく回転ずし業界。中でも業界4位のかっぱ寿司と3位のはま寿司は郊外出店を重視するビジネスモデルが共通し、競争が激しかった。その2社間で転職した田辺社長が持ち出したとされるのが、はま寿司の仕入れデータだ。

 

データはすしの原材料となる魚介類の仕入れ値や取引先などがリスト化されていたとみられる。仕入れや価格戦略に直結する「手の内」で、競合先に渡ればコスト面で相手が有利になる可能性がある。

 

***途中省略***

 

企業が秘密として管理する技術や営業の情報は「営業秘密」と呼ばれる。持ち出しが罪に問われるのは(1)秘密として管理されている(2)事業などに有用(3)公然と知られていない――の3要件を満たす場合だ。

 

***以下省略***

 

ここまで

 

 

ライバルの回転ずしチェーン店間での秘密漏洩漏洩の疑いが、話題になっています。

これは「不正競争防止法」という法律に違反するかどうかというものです。

今回は、会社の「営業秘密」をライバル会社へ持って行って利用したことが疑われています。

 

 

この「営業秘密」とは何かというと、記事の最後のパラグラフにある3つの要件に該当するか否かです。

ケースバイケースですが、顧客情報や技術情報などは、記事の3要件に該当することが多いです。

その中でも、相当に機密性の高い情報が該当するのだと思います。

 

 

私も同業他社へ転職したことがあります(A社からB社への転職とします)。

当時は30歳過ぎでしたから、機密性の高い情報などに触れる立場ではありませんでした。

頭の中には、A社のさまざまなノウハウが詰め込まれていまして、それをB社で使わせてもらいました。

 

具体的には、日常の作業のやり方やそれをマニュアル化するというものです。

A社ではマニュアルは社外秘とされていましたが、私の頭の中には、その内容がいくつか残っていました。

その日常の作業は、業界全体でほぼ同じ方法でなされていましたので、公然と知られていないというものではないと思います。

そのレベルであれば、ここでいう「営業秘密」には当たらないでしょう。

 

 

前職での立場・役職がどのレベルであったかも一つのポイントになると思います。

私の時のような、ほぼ平社員だったら何の問題もないでしょう。

これが、トップマネジメントクラスになると機密性の高い情報に触れる機会が多くなり、「営業秘密」に該当する可能性が高くなると思います。

役職が高い方の転職は、特に気を付けるべきですね。 

 

 

一方、転職先はそういった情報を期待しているのだと思います。

その期待に応えれば、その転職で年収が大幅アップなんてこともあるでしょう。

しかしながら、当然ですが法律は秘密を持ち出された側を保護します。

罰則も非常に重たいです。

 

 

昨今、パソコンや共有サーバー内のファイル等をメモリースティックに簡単にコピーできます。

だからといって、転職先への手土産として持ち出すなんてことは、絶対になさらない方が宜しいかと思います。