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2022年11月30日

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女性店員の制服廃止広がる

必要なような、不要なような…。

12月9日配信の読売新聞オンラインからご紹介します。

 

 

百貨店で女性店員の制服廃止広がる
100年前からある高島屋「着用義務は時代に合わない」

 

 

ここから

 

大手百貨店で女性店員の制服を廃止する動きが広がっている。高島屋は案内係など一部を除き、2023年2月末までに全廃することを決めた。男女平等や多様性の重視を踏まえたもので、三越伊勢丹ホールディングスや阪急阪神百貨店もすでに着用をやめている。

 

高島屋の女性用制服は少なくとも100年前からある。ハンカチや商品券売り場などで働く女性店員に制服規定があり、これまで会社側が貸与していたが、9月にグループを含む全国16店舗で廃止した。「制服着用の義務は時代に合わない」との判断からで、最後まで残っていたジェイアール名古屋高島屋(名古屋市)も23年2月までの廃止を決めた。コロナ禍での更衣室の「3密」を防ぐ狙いもあるという。

 

廃止に伴い、各店舗では制服の代わりに「落ち着いた色のジャケット」といった基準を設けた。ただ、案内係の制服は顧客が一目でわかるよう残すほか、食品売り場の調理担当も白衣を引き続き着用する。

 

***以下省略***

 

ここまで

 

 

男女平等や多様性といった理由で、女性の制服が廃止されているようです。

客側としては、どの人が店員さんか分かりづらくなることがデメリットでしょうか。

単なるお客さんに「ちょっとこの商品について聞きたいんですけど」「私、店員ではないです」みたいなことが起こるかもしれないですね。

 

 

会社としてのメリットは、いくつかあると思います。

 

まずは、制服を作らなくて済むという経費節減。

私もかつては制服を着ていました。

何年に一回か、シャツなどが新たに支給されますから、経費節減できます。

制服そのものを貸与しなくて済みますから、この効果は金額的に大きいと思います。

 

 

二つ目は、更衣室のスペースです。

賃貸のビルで更衣室スペースを借りているなら、これを返却出来ます。

これも金額的に大きいです。

 

 

三つ目が、労働時間の短縮です。

実施していない企業も有ろうかと思いますが、制服の着替え時間は労働時間です。

つまり、タイムカードを押してから制服の着替えをするのが本筋です。

私が制服を着ていた頃は、制服に着替えてからタイムカードを押していました。

労働時間には含められていなかったわけです。

数十年も前の話しでして、当時は曖昧でした。

 

いまは、この制服への着替えの時間は、厚生労働省が「労働時間である」としています。

 

2つのリーフレットをご紹介します。

 

まず、厚生労働省による「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」です。

 

中身を抜粋(3ページ目)しますと…

 

3.たとえば、次のような時間は、労働時間に該当します。

① 使用者の指示により、就業を命じられた業務に必要な準備行為(着用を義務付けられた所定の服装への着替え等)や業務終了後の業務に関連した後始末(清掃等)を事業場内において行った時間

 

 

次に、松本労働基準監督署による「労働条件問題事例集」です。

 

1ページ目に出ていますからご確認ください。

 

 

制服を廃止すると、その着替え時間を他の準備作業などに使うことができるメリットがあります。

残業などが恒常的に発生している場合、人件費(残業代)の削減になるかもしれません。

 

 

ここでは百貨店の事例の記事ですが、他の業界に広がるかもしれませんね。

 

 

ただ、制服って楽なんですよね。

お世話になった会社では、デニムやTシャツなどのラフな格好で出勤してもOKでしたから。

制服廃止になると、仕事に適した私服をあらためて購入する女性がいらっしゃるかもしれませんね。

その私服は、やはりお勤めの百貨店で購入するのでしょうか…。