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2022年11月30日

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タイトル:2023年「賃上げ春闘」の死角

2022年12月9日

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タイトル:ベースアップを前倒し

2022年12月13日

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タイトル:実質賃金伸びず

2022年12月14日

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タイトル:女性店員の制服廃止広がる

2022年12月15日

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タイトル:パート時給50円増要求へ

2022年12月16日

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タイトル:部下に銃向け停職

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労働報酬は我慢代?

会社からもらうお給料の意味合いって何なのでしょうか?

6月1日の日本経済新聞夕刊からご紹介します。

 

 

労働報酬は我慢代?

 

 

ここから

 

東京などで通勤時の乗客の顔をみると、暗い表情の人が多いと感じる。邪推だが、仕事が面白くないと感じているのだろうか。給与やボーナスがつまらない仕事、たとえば内容が薄い会議に拘束される、意味を感じない報告書を作成させられる、管理職の理不尽な業務指示に従うなど苦行への我慢代だという位置づけになっていなければよいが。

 

企業経営の研究者から聞いた話だが、「当社では経営改革が必要だ」「抜本的な組織と業務の見直しをしなければならない」と述べる経営者が多いそうだ。「その改革や見直しは誰が実行するのですか?」と尋ねると、自分より若い世代がやるはずだとの答えがしばしば返ってくるとのこと。役員報酬は現在における経営成果への対価ではなく、若い頃から積み上げてきた我慢に対するご褒美であるという発想なのだろうか。

 

労働報酬は我慢するからこそ得られるという発想では、経営層や管理職が何も支援してくれないなか、現場の従業員が努力と根性でなんとかするのが当然だともなりかねない。カスタマーハラスメントやトラブルへの対応は現場に押し付けられ、管理職は「わが社は現場力が自慢だ」と自身の怠慢を棚に上げて誇る。DX(デジタルトランスフォーメーション)対応も、経営層がIT(情報技術)はわからないからと、若手に丸投げしている例が多いと聞く。現場に向けて「若いうちの苦労は買ってでもしろ」との管理職の訓示が聞こえるようだ。

 

若い世代がわが社は思い切ってこんなアイデアに取り組むと面白いと社内で斬新な新商品や大胆な業務改善を提案し、経営層が積極的に取り上げて後押しする。失敗したら学べばいいとし、成功したら成果に見合った報酬を払う。そういった社内風土にならないと日本企業は国際競争に劣後するだろう。

 

ここまで

 

 

お給料というのは、法律としては「労働の対価」です。

しかし、その意味合いとなると人それぞれ考え方があるでしょう。

 

 

自分自身の通知票と考える人もいるかもしれません。

生きていくための糧と考える人もいるかもしれません。

この記事では、「我慢代なのか?」と書かれています。

 

 

「我慢代」となると寂しいものがありますね。

約40年間の長い会社人生の中では、そういう時期もあると思いますが…。

 

 

最後のパラグラフには、若い世代が思い切ったチャレンジをして失敗しても、そこから学んで、次に成功したら成果に見合った報酬を払うという社内風土になるべきと書かれています。

 

 

日本には、とかく失敗すること自体が認められにくいという国民性があります。

昔は「〇〇課の△△さんが、こんな失敗をした」ということが、SNSの無い時代にもかかわらず素早く拡散されたものです。

いまの時代、失敗に対する意識も、徐々に変わりつつあるとは思います。

 

 

失敗を認めてあげられるような評価制度(人事考課制度)があって、それがきちんと運用されることではじめて、「失敗から学んで次に成功したら評価する」という企業風土が形成されるのではないでしょうか。